大規模な自然災害が発生すると、交通インフラや生活の基盤が破壊されてしまう恐れがあります。インフラが作用しなくなると日常生活で当たり前にできていたことや用意されていたものが無くなり、支援・復旧までの間大きな不便を強いられることとなります。
ここでは、災害に備えて個人で準備可能な非常時に役立つ持ち物についてご紹介しています。
日用品
飲食で必要なもの
水・飲料水
人間が必要とする水は1日当たりおよそ「3リットル」と言われています。避難物資が到着するまで水はとても大切になりますので、3日分程度の備えが理想です。
その他飲料
水は様々な用途があるので、なるべく飲料水にはしないようジュース等も併せて持ち出せるようにしておきます。
食料
缶詰やレトルト食品など保存が利くもので、且つなるべく加熱調理の必要の無いものが便利です。賞味期限を見て時々入替えるように注意しましょう。
生活で必要なもの
ガスコンロ
電気が使用できない環境が発生した際はガスコンロが役立ちます。お湯を沸かしたり調理用として使用可能ですが、ガスの取扱いには注意が必要となります。
懐中電灯・ラジオ
懐中電灯やラジオは灯りを確保することおよび正しい情報を入手するために使用します。予備のバッテリーがあればより長時間使用できるため安心です。
軍手
作業中のケガなどを予防するための手袋です。冬場においては防寒用としても役立ちますので、いくつか常備しておきましょう。
携帯電話
被災直後は回線が混乱するので使用できない恐れもありますが、貴重な連絡手段のひとつです。充電器も含めて用意しておきましょう。
救急用品・常備薬
包帯やバンドエイドなど怪我の対策として用意しておくと便利です。また、高血圧やぜんそくなどがある場合は薬も併せて2、3日分確保しておく必要があります。
ヘルメット・帽子
避難時に頭上を守るための備えとして用意しておきましょう。また、普通の帽子でも避難所生活時の身だしなみを整える際に役立ちます。
眼鏡・老眼鏡
視力確保のため常に持ち歩くようにしましょう。収納しておくケースや予備もあると便利です。
タオル
主に身体や手などを拭くために使用します。また、雑巾や応急手当の包帯代わりにも活用できます。
工具など
ナイフ、はさみ、カッター、スコップ、バールなどがあると作業時に役立ちます。工具は危険を伴うため取り扱いには十分注意をしてください。
マスク
倒壊した建物から出る埃から身を守ったり避難所での風邪予防として使用できます。花粉対策などにも役立ちますので複数を用意しておきましょう。
耳栓・アイマスク
避難所は大勢の人が共に寝起きし生活する場所となるためストレスなく睡眠や休息を取る目的で使用できます。
防災・安全用品
携帯トイレ
避難所のトイレは大勢の人で混み合い、使用が困難となる恐れもあります。万が一に備えて携帯用のトイレ(市販品)を準備しておきましょう。携帯トイレはバケツにゴミ袋で代用することも可能です。
笛・ホイッスル
声が出ない時、自分の存在を知らせることができます。身の危険を知らせるために必要となります。
貴重品
保険証
保険証は、怪我をして治療を受ける時や身分証明書としても使用できます。
通帳・印鑑
被災地では被災者を狙う犯罪が多発する恐れがあります。自分の貯蓄を守るためにもしっかりと管理をしましょう。
災害時の持ち物 まとめ
上記でご紹介したものが、災害時において役立つ代表的な持ち物です。その他にも便利なグッズや防災アイテムなどが各所より販売されています。災害時に備えておくと、いざという時に役立ちます。また、人間の生活上最も大切となる食糧および飲料に関しては以下のリンクにて詳しくご覧いただけます。ご興味がありましたら是非ご覧ください。