避難経路の指示
災害時において安全な場所への避難経路を案内します。「安全な場所」とは、自然災害の危険を回避できる、自治体から指定された避難所などのエリアを指します。
ソーラーパネルを内部に搭載した「夜間に光る屋外用の避難標識」です。
日光を受けることで電力の生成を行い、日没後に標識を点灯します。
屋外において電源の無い場所や災害時の停電に対応するLED避難標識としてご活用いただけます。
災害時において安全な場所への避難経路を案内します。「安全な場所」とは、自然災害の危険を回避できる、自治体から指定された避難所などのエリアを指します。
その地点が避難場所であることを示す案内です。災害発生時に利用される避難拠点そのものの域内に設置されます。施設名称や対応する災害の種類などが記されます。
上記の通り、屋外の避難標識は安全な場所へ移動する際の誘導案内が主な役割です。
災害や緊急時には、迅速かつ確実に情報を伝えることが求められます。以下に、屋外標識に求められる主な要素を挙げます。
標識のデザイン内容です。遠くからでも標識を容易に判別できるよう、標準化されたピクトグラムでの表示が行われます。レイアウトや配色、文字フォントなどもJIS規格により一定の標準内容(推奨)が存在しています。
屋外標識は風雨、直射日光、雪、湿気などの気象変化に晒されます。そのため、耐候性のある素材が必要となります。特に、紫外線による色褪せや腐食に強い素材(アルミニウム、ステンレス、合成樹脂など)が適しています。
災害時はもちろん、日頃から見やすく目に留まりやすい表示であることが求められます。推奨のデザインを表示していても、色褪せなどで視認性が悪くなってしまうことがあります。また、夜間の見え方も大きな問題となります。災害は日没後に発生する可能性も十分にあり、視界が悪化する中で標識を見つけられる対策が必要です。
避難標識は、人々が自然と視線を向ける場所や、人通りの多い場所に設置されるべきです。例えば、交差点や曲がり角、大通りに面した道路などに設置することで、より多くの人に見てもらうことが可能です。また、避難経路の導線を作る必要もあります。そのため、道順の分かりやすさにも気を配らなければなりません。
避難標識の認知は「30%以下」となっており、高いとはいえない数値です。日頃から「避難標識の認識がある」人のうち50%は「認識していない」人に比べて避難に要した時間が5分早くなっています。日常から災害発生時の避難経路を認識することが重要です。
夜間に災害が発生した場合、日中の1.5倍以上もの被害が出ると想定されています。この原因として、災害時は停電が発生しやすくなる点が挙げられています。夜間は慣れた場所でも位置の把握が困難となります。これには、照明を用いた対策が必要です。
夜間の対策を施した発光式の避難標識は「夜間照明の輝度」「電気工事コスト」「メンテナンス費用」に課題を抱えており、導入のハードルがみられます。そのため、日没後および停電時に対応した誘導案内板の普及はまだまだ不十分だと言われています。
太陽電池を内蔵化した発電構造を採用した屋外用の避難標識です。
標識とソーラーパネルを融合した一体型の設計であり、コンパクトさと外観性に特徴があります。市街地や観光地など風景・景色に与える影響を最小限に抑えることができます。
独自の太陽光発電にて電力を生み出し、蓄電し、夜間に照明を点灯する。この一連の動作を繰り返すことでエネルギーの地産地消を実現しています。
日没を感知するセンサーと点灯時間設定タイマーを用いて、照明動作を自動化しています。人手による操作を省略し、自動的な管理を実現しています。
一般的にみられる”ソーラーパネルと標識を分離して組み立てる方式”ではないため、運搬や設置の面でメリットがあります。そのため、通常の標識と同じようにお取扱いいただけます。また、操作や管理にも特別な作業は不要です。
設置場所の制限を少なくし、自由度を高めています。コードレス仕様でありスタンドサインや大型表示板への組込みも可能です。
日光を受けて発電し、蓄えた電力で夜間に避難標識の発光を行います。昼夜にわたって視認性を維持し、防災啓蒙の効果を高めます。時間帯を問わずに避難行動を促す防災インフラ整備として役立ちます。
太陽電池を避難標識の内部に搭載した独自の発電構造を備えています。外観面では、ソーラーパネルの機械的な外観が露出しません。市街地や観光地など周囲の景観にも溶け込みやすい意匠性をもちます。
煩わしい電気工事をカットしたうえ日々の電気料金もゼロに削減できます。これにより、導入コストと維持コストの両方を最小限に抑えることが可能です。
バッテリーには市販の「充電式ニッケル水素単三電池」を採用しています。交換頻度は5~6年に1度で、簡単かつ安価なメンテナンスを実現しています。
W387×H387×D45(mm)
参考価格:80,000円
W634×H379×D45(mm)
参考価格:110,000円
W1027×H447×D45(mm)
参考価格:175,000円
※特注サイズ・仕様での製造も承っています。ご希望の際は別途ご相談ください。
点灯時間 | 12時間/日で設定 |
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推奨受光時間 | 晴天日におよそ2~3時間以上 |
無日照対応日数 | 3日間 |
日照条件として「晴天日におよそ2~3時間以上の直射日光がソーラーパネルに当たること」を推奨しています。バッテリー残量が0の状態となっても、日光を受けることで再び充電が開始されます。
※天気が良好であっても直射日光が当たらず、建物や植物などの日陰になってしまう場所はできるだけお避けください
※設置場所に関するご相談につきましてはお気軽にお問合せください
海運業や伊豆観光で有名な下田市は、静岡県南部に位置する街です。伊豆半島南部で太平洋と隣接しているという土地環境です。市内には、海抜を考慮した津波避難場所が複数個所指定されています。住宅地や大通りからでも道に迷うことなく最短距離で到着できるよう、誘導標識をご設置いただきました。
自然豊かな田園風景が美しい広陵町は、奈良県北葛城郡の南東部に位置する街です。ニュータウンが形成されており、多くの人口を抱えています。そのため、同町では早くから防災の備えが指摘されていました。多人数を収容できる体育館(指定避難所)へ続く防災案内として、誘導標識をご導入いただきました。
芸西村は、高知県南東部に位置する緑豊かな美しい村です。震災対策の一環として、南海トラフ地震の浸水予想図などハザードマップが公表されました。避難活動の整備は詳細に進められています。そうした避難サポートのツールとして、ハザードマップと連携した複合情報型サインをご導入いただきました。
竹富町は、沖縄県八重山列島の南西に位置しています。観光地として高い人気をもつ島にあります。地理的には周りを海に囲まれた島の形状です。そのため、台風や津波といった水害には特に注意を払う必要がありました。当製品は、災害時における「光る避難案内」です。夜間対応にも気を配った防災整備をサポートしています。また、太陽電池の受光面を隠しています。
ソーラー内蔵型LED屋外避難標識のご導入フローをご紹介しています。
お取付けには、壁面、支柱、電柱、スタンド、自立脚、その他様々な方法があります。それぞれ専用の取付治具をご用意しています。また、その他のお取付け方法をご希望の際は別途ご相談ください。詳細内容をお打ち合わせさせていただき、ご用途に適合するお取付け方法・治具などをご提案いたします。
標識のデザインデータのご入稿は、ベクター形式(Adobe社:illustratorなど)の編集可能なデータにて承っています。データのフォーマットは下記よりダウンロードしてご使用ください。デザインのデータがお手元にない、または形式がご不明な場合は別途ご相談ください。デザインの制作、大幅な編集などは有料にて承っています。(※表示内容に関する詳細については「避難標識のデザイン」をご参照ください)
製品型番 | フレームサイズ(mm) | 可視画面サイズ(mm) | フォーマット |
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SBDN-S04 | W387×H387 | W337×H337 | ダウンロード(.ai) |
SBDN-S06 | W634×H379 | W584×H329 | ダウンロード(.ai) |
SBDN-S10 | W1027×H447 | W977×H397 | ダウンロード(.ai) |