AEDの設置場所に用いられる標識

AED標識とは

救命装置である「AED」の設置場所を示すための役割をもつ標識案内です。

AEDの設置場所に用いられる標識

心停止といった緊急時において、迅速にAEDを見つけ出し使用できるように促す案内です。当製品は電力源にソーラーパネルを用いており、夜間においても発光して視認性を維持します。1日を通して情報発信の機能を発揮することができます。

このページでは、AEDおよびその設置場所を示す標識について詳しくご紹介しています。

AEDとは

AED

AEDは突然の心停止や心室細動などで心臓が正常なリズムを失った時に使用される装置です。専門の医療機関だけでなく、一般の人でも使えるように設計されています。緊急時には、できる限り早期に適切に使用することが重要です。

主な特徴や使い方は以下の通りです。

自動化された操作

AEDは操作が比較的簡単です。使い方を知らない人でも指示に従うだけで使用できます。通常、装置が音声ガイダンスや図示を提供し、使用者に手順を教えてくれます。

電気ショックの提供

心室細動などの異常な心臓のリズムを修正する効果があります。AEDは、そのための電気ショックを自動的に提供します。結果として、正常な心臓のリズムを回復させることが可能です。

公共の場に配置される

主に、公共の場所や施設、交通機関などに設置されます。人通りが多く、使用機会の向上を図る狙いがあります。救急処置が早急に行われ、生存率の向上に寄与すると期待されています。

トレーニングと普及

AEDの普及に伴い、多くの人々が救命処置やAEDの使用方法を学ぶ機会が増えています。これにより、心臓発作など突然の心停止に対して即座に対応ができるようになっています。

AED標識のデザインと内容

AED標識のデザインと内容

多くのAED標識は、赤色と白色を基調としてデザインされています。赤色は緊急性や注意を引く色として選ばれており、白色の背景や文字が視認性を高めます。

また、アイコンとしては「心臓を象徴するハートの形」と「電気ショックを表す稲妻のマーク」が描かれます。これによりAEDの機能を視覚的に表現しています。テキストメッセージには、英語の「AED」または日本語で「自動体外式除細動器」と表示されます。これにより、何が設置されているのかが一目で分かります。

設置場所を示すアイコンには「矢印」が用いられます。例えば、標識が建物の入り口にあり、AEDがその先の廊下や部屋にある場合、矢印で設置場所の位置が示されます。

こうしたAED標識のデザインは、国際的に統一されつつあります。どの国でもほぼ同じデザインが使用されており、旅行者や外国人でも容易に理解できます。

AEDの設置場所

駅構内

AEDは、人が多く集まる場所や緊急時に迅速にアクセスできる場所に設置されます。例えば、以下のような場所でよく見かけられます。

  • 駅や空港などの交通機関
  • スポーツ施設
  • 商業施設(ショッピングモールなど)
  • 学校や公共施設
  • 大型のオフィスビル

AED標識の主な目的

AED標識

標識の主な目的は、緊急時にAEDの設置場所を迅速かつ明確に示すことです。

心停止などの緊急事態において、AEDを使用するまでの時間は生存率に直結します。標識の存在によりAEDの場所を一目で分かるようにし、迅速に発見できるよう促します。そのため、標識には高い視認性を持つデザインや色使いがあしらわれます。

また、啓蒙の効果も期待されます。言い換えれば、教育と普及です。AEDの存在を知らない人にも、AEDの重要性を認識させる機会を提供する必要があります。標識を見ることでAEDの存在を知り、緊急時に対する意識を高める役割を果たします。

これらの目的を通じて、AED標識は救命活動の成功率を高めます。社会全体での安全性を向上させる重要な役割を担っています。

AED標識の問題点

問題点

多くの利点をもつAED標識ですが、他方でいくつかの問題点や改善点も存在します。具体的に、以下のようなポイントが挙げられます。

視認性の問題

AED標識の設置場所が目立たない場合、その存在に気づきにくくなります。また、夜間や暗い場所での視認性を考慮していない標識は、緊急時における発見が遅れてしまいます。

掲載情報の不足

通常、標識にはAEDの設置場所が示されます。一方、具体的な使用方法や周囲の人にどのように対応すればよいかについての情報が不足しています。緊急時には使用方法や注意点がわからないと困ることがあります。

標識の劣化

長期間設置されていると、劣化や汚れで視認性が低下することがあります。特に、屋外に設置されている標識は天候による影響を受けます。標識が汚れていたり破損していたりすると、内容が読み取れない恐れがあります。

太陽光発電を利用したAED標識

ソーラー発電式のAED標識

AED標識が抱えていた問題点を解決するため、当社では「ソーラーパネルを搭載した表示板製品」を開発しました。自ら発電したエネルギーを用いて夜間にLEDを点灯します。昼夜を通して視認性を維持し、AEDの使用に備えます。

主に、以下のような機能と特徴があります

電源が不要

電源不要

コードレス仕様となっており、外部電源への接続を行う必要がありません。配線による設置場所の制限がなく、必要となる場所へ自由にお取付けいただけます。

高い視認性

ソーラー看板の高い視認性

夜間、標識全面が点灯するため、高い視認性で表示することができます。遠方からでもはっきりと内容が分かるため、AEDの早期発見に繋げられます。

照明管理を自動化

点灯の自動制御

照明の動作(点灯/消灯)は全て自動化しています。人手により操作や管理は必要ありません。設置するだけでお使いいただける簡略性があります。

資料のダウンロード

電源問題の解決方法は下記URLをご参照ください