バス停の標識
ソーラーパネルを搭載した「日没後に点灯するバス停の標識」です。
- 太陽光を受けることで標識が自らエネルギーを生成します
- 生み出した電力を用いて日没後に照明を点灯します
- コードレスで表示内容のライトアップが可能となり、バス停の簡易なリニューアルを実現しています
バス停の標識とは
バス停の標識は、乗客や運転手にバスが停車する場所を示します。
これにより、乗客がどこでバスを待てばよいか、運転手がどこで停車すべきかが明確になります。
バス停標識の内容
バス停の標識には、以下のような情報が表示されます。
- 運営会社、そのロゴマーク
- 路線の番号、ナンバー、案内表記
- 行き先、停車するバス停、路線図
- 停車する車両の種類
- 時刻表の一覧など
これらは、乗客が利用するバスを選ぶための情報源として役立ちます。
標識の種類や機能
バス停の標識は、設置場所により機能や内容が異なります。
例えば、バスターミナルの標識は多機能化され、多くの人が見ることを前提とした表示となっています。
利便性が高く、スムーズな利用が可能です。
一方、郊外のバス停では最低限の情報、設備のみを掲げていることも少なくありません。
郊外のバス停における問題
郊外のバス停は、都市部のバス停やターミナルと異なり特有の課題があります。
一般的に、バス停の設備についてはシンプルな設計であることがほとんどです。小さな標識や簡易的なベンチが設置されている程度となっています。
シェルター(雨風をしのぐための屋根付きの待合所)の設置は、比較的乗客数の多い停留所に限られます。
夜間の視認性
また、夜間の照明が少ないバス停も数多く存在しています。
この場合、視認性が悪化することで、夕方から夜にかけての利用に不便さが伴う可能性があります。
郊外のバス停では、予算の制約から設備の更新が遅れがちです。そのため、老朽化したバス停が残ってしまうこともあります。
バス停のリニューアル
そうした中、バス停の利便性を向上するには、下記のようなポイントが求められます。
- 利便性の向上
バス停の位置が使いやすい場所にあることが重要です。狭すぎたり、混雑するような所は不向きだといえます。周辺の住民や利用者のニーズに合った位置を選定することがポイントです。 - 安全性の確保
バス停周辺の安全性を高める必要があります。歩道が無い場所や付近に街灯がなく暗い場合は危険性が増します。交通安全対策や照明の整備、適切な歩道の設置などが必要です。 - 情報の提供
時刻表や路線情報などを提供するための案内板、標識が必要です。適切な情報提供がなければ乗客に不安感を与えてしまいます。また、デジタル表示装置の設置もあると利便性が向上します。 - バリアフリー対応
車椅子やベビーカーを利用する人々が利用しやすいよう、バリアフリー設計を行うことが重要です。誰でも利用することができるようにユニバーサルデザイン化を進める必要があります。 - 環境への配慮
再生可能エネルギーを利用した照明や分別処理のゴミ箱など、環境に配慮した設備も考慮されます。
ソーラーパネルを用いたバス停標識
照明の発光
当社では、バス停を簡単にリニューアルするための機器として【ソーラー発電式の標識】を開発しました。
具体的に、以下のような機能を備えています。
- 日光を受けることで、標識自体がエネルギーを生み出します
- 生成したエネルギーは電力へ変換し、内部のバッテリーに蓄えます
- 日没後、蓄電した電力を用いてバス停標識を明るくライトアップします
独自の太陽光発電により、外部電源への接続を行うことなく「照明機能付きの表示」が可能となります。取り付け作業のみで、簡単にバス停の標識をライトアップすることができます。
ソーラー標識の構造
ソーラー標識の構造
発電&発光の機能
- 標識とソーラーパネルを組み合わせた構造となっています
- 自ら電力を生み出すため、コードレスで独立した使用を実現しています
- フラットな一体設計となっており、支柱や壁面にお取付けいただけます
スタンドの形状やサイズなどをカスタマイズすることにより、お客様のご要望に合わせたバス停を創り上げることができます。
夜間の利便性を向上
郊外のバス停における問題のひとつに、「夜間帯の視認性悪化」が挙げられています。
電気工事の施工や維持メンテナンスに関わる予算不足から、照明機器の導入が遅れていることが原因です。
この問題に対するソリューションとして、ソーラー発電システムはとても有効です。
電源を準備する必要がないため、標識本体を取り付けるだけでバス停全体を発光表示することが可能となります。
日没後においてもバスの乗車に関する情報発信を行うことができ、乗客の利便性を向上できます。
脱炭素化の促進
太陽光発電は「再生可能エネルギー」のひとつであり、高い環境性をもちます。
再生可能エネルギーは自然から電力を生成するため、二酸化炭素や温室効果ガスの発生を極力抑えることができます。
再エネの積極的な活用は、地域における脱炭素化や環境保護といった取り組みにも適合しています。
そのため、こうした環境分野からの補助金や助成金が出されている場合もあります。
バス停という公共性の高い場所において、環境への対策・取り組みを積極的に発信するツールとしても用いられます。
各種コストを削減
バス停のリニューアルには少なくない額のコストがかかります。
予算が制限される中、できるだけ出費を抑えつつ効果の高い施策を実行することが求められます。
その中で、ソーラー式のバス停標識はイニシャル・ランニングの両面でコストの削減が可能となります。
まず、導入時のコストについて、従来必要とされていた電気工事類を全て省略できます。
製品本体の費用のみでご導入いただける手軽さが特徴です。
次に、維持費用に関しては日々の電気代をゼロに抑えることが可能です。
全ての消費電力を自らの発電で賄うため、外部からの電力消費がありません。
必要となるメンテナンスは、およそ5~6年に1度のバッテリー交換のみです。
バッテリーには市販品のニッケル水素単三形蓄電池を採用。量販店で安価にご購入いただけます。
通常の電池交換と同様の手順で作業が可能であり、専門知識や特殊な工程はありません。
費用を抑えつつ、簡単にバッテリーを交換することができます。
ソーラー看板・標識の用途例
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